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2025.11.27

海外ビジネスEXPO2025九州の現場から見えた答え

2025年1028日に開催された「海外ビジネスEXPO九州2025」にて、
インバウンド対応や海外展開に関心を持つ企業様が集まる中、
トゥブルームは初の展示ブース出展を行いました。

 

多言語化の窓口相談として、ネイティブ翻訳はもちろん、

QRトランスレーターについてもアピールしてきました。

 

インバウンド対応、何から始めるべき?
「インバウンド対応を始めたいが、何から手を付ければよいかわからない」
海外ビジネスEXPO2015に出展した際、私たちが多くの日本企業様から耳にした声です。
多言語対応の必要性は感じているものの、
Webサイト、パンフレット、案内表示など、
どこから、どのレベルまで整備すべきか判断がつかないというケースは少なくありませんでした。

 

機械翻訳は、インバウンド対応の出発点として非常に有効だけど…

近年、機械翻訳・AI翻訳の進化により、多言語化そのもののハードルは大きく下がりました。
スピーディーに情報を翻訳できる点は、インバウンド対応の第一歩として非常に有効です。
事実、海外ビジネスEXPO2015の現場でも、
すでに機械翻訳を導入している企業様が多いことが印象的でした。

その一方で、現場ではこんな声も多く聞かれました。
「機械翻訳だけで品質は大丈夫なのか」
「海外の人に、本当に意図が伝わっているのだろうか」
実際に多言語化されている資料やWebを見てみると、
文章としては正しくても、次のような課題が見受けられました。
•シーンに合っていない口調(カジュアルとフォーマルな表現が混在している)
•日本人向けの構成のまま(何を一番伝えたいのかが分かりにくい)
•直訳調で、印象に残らない表現(商品の魅力が伝わらない)

 

機械翻訳しただけでは、伝えたい価値までは届かない
海外ビジネスEXPO2015の現場で実感したのは、
機械翻訳しただけでは、こちらが本当に伝えたい価値や意図までは伝わらないということでした。
意味は理解できても、
「少し不自然」「どこか違和感がある」
そんな小さな引っかかりが積み重なることで、
結果として「分かりにくい」「信頼しづらい」という印象につながってしまいます。
こうした状態では、海外の方にとって読みづらく、判断しづらい情報となり、
場合によってはブランドイメージや企業への信頼を損ないかねません。

 

これからインバウンド対策を始める企業様が意識したいこと
インバウンド対応を始める際、最初からすべてを完璧に整える必要はありません。
大切なのは、次の3点です。
1. 誰に向けた情報なのかを明確にする
2. 伝える内容を絞る
3. どのレベルに仕上げたいかを考える
特に3点目は、EXPOの現場を通じて強く感じたポイントです。

多言語化と一口に言っても、
「意味が分かれば十分なのか」
「ブランドイメージまできちんと伝えたいのか」
といったように、目指すゴールによって求められる翻訳・表現のレベルは異なります。
機械翻訳をベースにスピードを優先する方法もあれば、
ネイティブチェックを取り入れ、表現の自然さや説得力を高める方法もあります。
あらかじめ“どのレベルを目指すのか”を明確にしておくことで、
無駄な手戻りを防ぎ、必要な部分に適切なコストをかけることが可能になります。

 

■「翻訳+伝わり方」で考えることが、結果的に近道になる

だからこそ、インバウンド対応では、
翻訳そのものだけでなく、「海外の方にどう伝わるか」まで含めて考えることが重要だと私たちは考えています。
言葉を単純に置き換えるのではなく、
海外の方にとって理解しやすい構成や表現へと整理することで、
修正や手戻りを減らし、効率的かつ効果的な対応につなげることができます。

 

海外ビジネスEXPO2025への出展で多くの方から気づきをいただきました。
今後も、お客様のインバウンド対応を支えるパートナーとして、

翻訳・ネイティブチェックサービスの強化に取り組んでまいります。